秘密な花嫁~旦那様は王子様!?~

「そんなに大きな声出すとバレるぞ?」


ハッとして手を口に持っていく。


「ほんとかわいいな、結菜は」


そう言って龍守が、私の頭をなでた。


「龍守は、カッコイイもん。だってみんな言ってるよ」


「みんなって」


「図書室で龍守見た子。愛ちゃん知ってるでしょ?」


「ああ。結菜の友達だろ?」


コクンと頷く。


この前たまたま大学で龍守といたところを愛ちゃんと会ったから、龍守に友達って愛ちゃんのことを紹介したんだよね。


「愛ちゃん、龍守のこと図書室で見たんだって」


「それで?」


「本読んでるところ見て、それでね。その姿がカッコイイって。図書室の王子様だって」


「王子ね~結菜はどう思ってるんだ?」


頬をそっとなでられる。