秘密な花嫁~旦那様は王子様!?~

そっと声をかけると、龍守がチラッと目線だけ私の方に向けて少し笑顔を見せ、パタンと本を閉じ、私の方に体を向けた。


「ほら。おいで」


その声に導かれるようにして龍守の前に行くと、龍守の腕が私の腰に回ってクっと引き寄せられた。


「顔赤いけど、何想像してた?」


龍守がニヤッと笑う。


「別に想像なんてしてないもん」


「シッ!」


つい声が大きくなってしまうと、龍守の人差し指がそっと私の唇に触れた。


「また真っ赤」


「もう。バカ龍守」


「フッ」


鼻で笑った龍守は、椅子から立ち上がるのと同時に私を抱き上げて、そのまま私を机の上に座らせた。


「机に座ったら怒られちゃうよ?」


「誰も来ない」


チュッと音を立てて、唇を奪われる。