秘密な花嫁~旦那様は王子様!?~

「よく言えました。でも、俺の方が寂しいって思ってるから」


そう言って私の髪をすくい、そっとキスを落とす龍守。


「離したくない。俺の中に閉じ込めておきたい」


「もう、そんなこと言って。授業始まっちゃうよ?」


「分かってる」


龍守がひとつため息をついて、私を膝から下ろす。


「ほら」


「ありがと」


私たちが座っていた隣の椅子から私の荷物を取って渡してくれ、自分の荷物を持った龍守は、私が食べていた食器がのったお盆を空いてる手に持った。


「自分で片付けるよ?」


「いいから。行くぞ」


「うん」


龍守はよく、私が食べたあとの食器を片付けてくれたり、重い荷物を持ってくれたり、買い物した荷物は必ず持ってくれる。


「次の教室どこだ?」


「うーんとね、あっち」