秘密な花嫁~旦那様は王子様!?~

フーっと耳元に息を吹きかけられて、体がビクッと揺れる。


「結菜?」


名前を呼ばれて、今度は耳元にキスをされた。


「もう。バカ龍守」


恥ずかしくなって龍守の首筋に顔を埋める。


「寂しいんだろ?」


「分かってるくせに」


「ちゃんと言葉にしてくれないと、分からないけど?」


本当に龍守は意地悪だ。


分かってるくせに、ニヤっと意地悪な笑みを浮かべながら、私に答えを求めてくる。


「ん?結菜?」


首筋に埋めていた顔を上げられて、龍守と見つめ合う形になってしまった。


これは、言わないと離してもらえないパターンだ。


「寂しいよ。龍守より寂しいって思ってるもん」


恥ずかしいけど、龍守の目を見てそう言った。