秘密な花嫁~旦那様は王子様!?~

そう答えると同時に、龍守がため息をついた。


「やっぱり、連れてくべきだったか」


「大丈夫だもん」


「あ?大丈夫な奴が迷うかよ」


そっ、それを言われると・・・


「なんか、すっごく過保護なのね」


「えっ?」


ナタリーが何か英語で呟いたけど、早口だったし私の英語力では聞き取れない。


「過保護で悪い?」


それなのに龍守は、英語でナタリーに答えていた。


「こいつは何よりも大事だから。誰にも触れさせない」


「特に男には?」


「当たり前」


もう、何言ってるか分からないよ。


男と当たり前、は分かったけど。