秘密な花嫁~旦那様は王子様!?~

「しょうがないな~ついてってあげる」


「でもナタリーだって、行くところあるんでしょ?」


「私はあと駐車場行くだけだし。いいよ、気にしないで」


「ありがとう」


ナタリーにさっきのホールまで連れて行ってもらう。


「で、なんでここに来たかったの?」


「えっ?それは・・・」


彼氏が待ってるから、なんて言いにくいよ。


「あっ、分かった。彼氏が待ってるんだ」


「なっ、なんで分かったの?」


「だって、結菜顔真っ赤だもん」


ナタリーがおかしそうに笑う。


「私にも彼氏紹介してね」


「うん」


しばらくして、ホールに着いた。