秘密な花嫁~旦那様は王子様!?~

「私は、日本語学科だからこっち」


ナタリーの綺麗な指が、英語学科と書かれた場所から、日本語学科と書かれた場所に移動した。


私が2階で、ナタリーは3階。


「行ける?結菜」


「うん。頑張る」


ここの階段を上って、左に曲がればいいんだよね。


地図を確認して、ナタリーと一緒に階段を上がった。


「じゃあ、また会おうね」


「うん。ありがとう、ナタリー」


ナタリーと別れて、オリエンテーションが行われる教室に入る。


もうすでにたくさんの人が集まっていた。


空いてる席に座って、オリエンテーションが始まるのを待つ。


しばらくすると先生が入って来て、オリエンテーションが始まった。


単位の説明、授業登録の説明、先生の紹介。


いろんなことをして、1時間半くらいで終わった。