「えぇ?そうなの?」


慌てて地図を取り出す。


「だって、だって・・・」


「結菜~それ逆じゃん」


「そうなんだ」


「まあまあ、行くよ」


また二人で歩き出す。


「結菜ってあれでしょ、あれ」


なんだっけ?と、ナタリーが難しい顔をして考え出す。


「方向音痴?」


「そう!それ!」


パッと笑顔になるナタリー


「そんなに笑顔にならなくても」


「あはは。ごめん、ごめん」


「もう・・・」