望人は息を呑んだ。 殺されるという恐れは無い。 望人に殺される理由は無い。 ルールが、それをさせない。 しかし只、今まで予想だにしなかった「自分以外に運命をジャンプする人間」が現れた事実に望人は驚愕を覚え、教師が飛んで来るまでの間、ただ、目の前に立つ瀬織を見つめる事しか出来なかった。