Dear.大好きな君へ〜片想い〜

まさかもう会うことが無いと思ってた奴と、
あろうことか同じクラスだなんて……。


『矢吹くん、結構男子のリーダー的存在なのに、
知らないなんて、流石真凛だね…。』
萌香はそう言って馬鹿にする。



男子のリーダー的存在?

最悪だ……。
これであたしは男子全員からの嫌われ者だ…。



やだよ〜…、それでなくても男子苦手なのに…。


―キーンコーン
そんな事を考えて頭を抱えていたら、
授業開始のチャイムが鳴った。

萌香は席に戻って行って、あたしも席に着いた。