「ほら、乗れよ。」
「うん!しゅ~!」
毎朝この一瞬がかなり幸せなのに…。
「おはよ、みーちゃん。笑」
今日は不機嫌…。
だってよ、朝8時に家の前。
なんでこいつがいんだよ!
「…おはよ陸ちゃん!なんでいるの!?」
美咲、俺のこと少し気にしながら陸に聞いてる。
ってか……。
「美咲何俺のケツから動かそうとしてんだよ陸。シバくぞ。」
「うるせぇよ、秀平。」
はぁあああ!!??
「てめぇ調子のんなよ?つか
俺の女の周りチョロチョロすんな。」
「しゅう!殴ったらダメだよ!」
「わかってるって……美咲、早く乗れよ、行くぞ?」
チャリを漕ぎはじめると隣についてくる陸。
「みーちゃん今日放課後ヒマ?」
はぁ!?
彼氏が目の前に居んのに寝ぼけたこと言ってんじゃねぇ!
あ~もう!
陸の存在いちいちイライラすんなっ!
