ん~…。なんか寝返りうちづれえ…。
「ふぁあ…。あ!?!?」
何してんだよ、こいつ……。
俺の背中に抱きついて美咲が寝てる。
「水……。」
「なっ……!」
リビングに行くと、机いっぱいに料理が並んでる…。
゛しゅう誕生日おめでとう!
昨日はごめんね?だいすきだよっ!゛
よく見れば俺の手にも包帯が巻いてある。
それに、俺の好物ばっかり食べきれない程。
美咲……。
水を飲もうと思って開けた冷蔵庫には大きなケーキ。
「ハート型じゃねぇかよ……。笑」
寝てる美咲にキスを落とす。
「ありがとな…。」
頭撫でると気持ちよさそうな顔すんのな。笑
「ん…しゅ…う……?」
「美咲?昨日怒ってごめんな?俺、寂しくてさ。ごめん。」
「んーん。私こそしゅうの気持ち考えてあげられなくてごめんね?」
「ってかお前あの料理……。」
「えへへ……。頑張ったでしょ?笑」
「頑張り過ぎ。笑 ありがとな。すげー旨そう。」
「あとね、しゅう。これ……。」
綺麗にラッピングされた小さな包み。
「あけていい…?」
