繰り返しかかって来る着信。
「っせぇな誰だよ……。」
「誰だよ……」
「しゅう!あの!陸と久しぶりだったから、ごめ
「だから勝手にしろよ、うるせーって…」
ケータイを壁に叩きつける。
あ~壊れたかも…。
久しぶりとか関係ねぇだろ……。
明日は俺の誕生日だぞ?
明日バイトだから今日祝ってくれるっつってただろ。
なんで陸呼んで買い物行こうとしてんだよ?
しかも言い出したのてめーじゃねぇか。
あ~キレたら腹減ったからなんか買いに行くか…。
ガチャ
「し、しゅう!」
なんでいんだよ…。
しかも、結局陸と居たのかよ。
「しゅうちん、ご飯食べよ?みーちゃん作ってくれるって!」
陸をつき飛ばす。
「しゅう!何やってんのよ!!!」
「守れねぇ約束してんじゃねぇよ」
バンッとドアを閉める。
美咲はほとんど動かない。
「しゅうちん。俺なら美咲、泣かせないよ?」
「喋んなどけ」
「みーちゃんもらってい?」
バキッ
「喋んなっつった」
「しゅう!酷いよ!陸ちゃんの事殴るなんて!」
