もうすぐ3Bだ。
「あれぇ?秀平くんどおしたの-??」
あぁ!?なんで3Cから花巻達が出てくんだよ??
「ハァ…ハァ…お前ら、美咲は??」
「知ってるけど-??今はやめた方がいいよ?笑」
あ!?まぁいい、とりあえず3Bだ。
「どいてくんね?邪魔なんだけ……」
ガラッと空いた扉から美咲が出てきた。
「おい!美さ……」
「あ~あ、秀平くん見ちゃったね-??笑」
おい、その美咲の肩に手ぇ乗っけてんのだれだよ……。
「おいっ!!!てめぇ2年か?俺の女触ってんじゃねぇぞチビ!」
がっと小さい男の胸ぐらを掴み上げる。
「あ、しゅう!」
なんで美咲はニコニコ笑ってんだよ……。
チビはニヤって笑ってやがる。
「ほら、しゅう!覚えてない!?陸だよ!」
「はぁ!?りくぅ-???誰だよそれ!」
陸、りく、リク……ってあの小学校で転校した!?
「しゅうちんいたいでしょ~!離してよ。笑」
この鼻につくしゃべり方は……
「てめぇ陸!!!!帰って来たのかよ……?!」
「ただいま、しゅうちん!笑」
おい、マジかよ。
俺、コイツ苦手なんだよおおお!!!!
