もう3日。




おれは留置場にいる。







過剰の暴力は犯罪。








知っていたけど、止まれなかった。







自分の事より







美咲が傷つけられたことが許せなかった。







あの時、殺してもいいって思っていた。






だから




テレビには書かれている。





幼なじみを助けたヒーロー?






?が付いている時点で世間の賛否両論があるということだろう。






「秀平君、今日出れるよ。君は不起訴だ。





「え……?」





「無罪だよ。良かったな!手続きしよう。」






「本当ですか?だって四人重症にしたんですよ?俺。」






「世間は君の味方だ。ま、少しやり過ぎたがな?笑」





もう、美咲と住む世界が変わると思ってた……。