私に笑顔を見せて

「礼羽!青に説教しといたからね?
礼羽の格好を否定するなんて許せないもん!」

「ハハッありがとう(苦笑い)」

正確に言うと、自分がコーデした服が否定されたから許せなかったんでしょ・・?
な~んて言えやしない・・・。
それに、しーちゃん青さんに説教してなかったし。
でれでれだったよ?(笑)

「もう!ホント許せない!」

さっきから耳にたこができるくらい聞いてますから・・・。
今はもう寝る時間だよ?
それまで1分に1回のペースで言ってない?
少し言いすぎ?

「あぁぁぁ!!!!もう!!!
ホント礼羽の格好否定するとかありえない!
ムカツク~!!」

♪~♪

「しーちゃんじゃない?」

「え?誰よ、こんな夜中に」

しーちゃんも夜中なんだから少し黙ってくれないかな・・・。
ぶつぶつ言いながらしーちゃんは携帯を開いていた。

「少しは人の迷惑を考え・・・なくてよろしい!!!」

「え?」

もしかして・・

「青からだ♪今日の服イケてたよ。だって~!!」

そりゃ、さっきからずっと青さんにメールしてたからね。
返事は全く帰ってきてなかったけど(笑)

私もチェックしよ。
もしかしたら鎌から来てたり・・するわけないよね?
とかいいつつ携帯を開くと・・・。

「あれ?!」

「どぉしたぁ~?」

携帯・・私のじゃない・・・。

「羅紀さんのだ!」

「は?」

間違えちゃった!!!