「起きた?マルティーナ女王」 「レスター!」 って、なんでかレスターが縛り上げられ、グスタフに捕まっている。 「まったく、今日は不審者が多いな」 僕に近づけないようにする為か、部屋の隅でレスターを拘束していた。 確かに、事情を知らなきゃ不審者だよね…… 「グスタフ、レスターを離してあげて」 「いくらマルティーナの頼みでも、不審者を自由には出来ないな」 僕の願いは、見事に脚下された。捕まえられてるレスターは、焦るわけでもなく笑っている。 こっちの方がヒヤヒヤだよ。