僕の仕事は女王様!



「マルティーナ様!そいつから離れて下さい!」


ゆっくり話している場合じゃない。でも、あの二人の事が気になるし、早く天井裏に行って確かめたい。


「レスター、天井裏に連れてって!レスターなら出来るでしょ?」

「アハハ、君もなかなか人使いが荒いね」


そう言いつつも、僕の肩を掴みレスターは、自分の方へと抱き寄せる。


「マ、マルティーナ様に、触るな!」


叫びながらも、近づいてはこないロルフ。何故かと思ったが、考えてみると今の状態は、僕がレスターに人質にされているように見えるからか。