僕の仕事は女王様!



「ゴメン、ゴメン。何も考えずに出ちゃった」


そんな、さらりと言われても困る。この取り囲まれた状況、どうするんだよ。


「あっ!」

「どうしたの?アルベルト王子」


みんなに聞こえないくらい小さな声で、僕達は会話していた。


「花をレスターが出してくれたって事は、クラウスとグスタフはどうしたんだろう……」


すっかり二人の事、忘れていた。何かあったんだよね?