僕の仕事は女王様!



「次は魔法披露だね、頑張ってマルティーナ」


カルハインツさんお得意のウインクをされ、ダンスは無事終わった。大勢の前でのダンスは緊張したけど、カルハインツさんが思ったより上手く、僕をリードしてくれた。


「ええ、頑張るわ」


魔法披露か……ダンスより緊張するかも。どうか成功しますように。

会場には特設のステージが設けられていた。僕は一歩づつ、そのステージに上がる。