「クラウス!魔法披露ってどーゆー事!?」 ロルフが僕の部屋を出でいった後、衝撃的な新事実について、クラウスに詰め寄った。 「大丈夫ですよ」 余裕な表情で、ニコッと笑いかける。でも、今回ばかりはこの笑顔でも、安心が出来ない。 「な、何が?僕魔法使えないし……」 「グスタフと俺で魔法の演出をしますから」 何だか、会場の人を騙すみたいで嫌だな……