「そんな事気にしなくていいんですよ、今日はお疲れでしょう。まだアルベルト様に話さなくてはならない事がありますが、もうお休みになって下さい」 ニコリといつもの、優しくやわらかい微笑みを僕に見せてくれる。 そんなクラウスの瞳を見つめ、僕も微笑み返した。 「明日、その話聞かせてくれる?」 その問いかけにクラウスは軽く首を横に振った。 「話は明後日に。マルティーナが目覚めたらお二人にお話します」 「……わかった、姉様と一緒に聞くよ」 スッと僕は小指をクラウスの前に出す。