「けれど、マルティーナ様はあんな事に……そんな時にアルベルト様の存在が知られ、マルティーナ様の呪いの事が明るみになれば、真っ先に疑われるのはあなたです」
確かにそうかもしれない。姉様を殺して自分が王に……と思われる。
そんな事、思いもしなかったけど、他人から見ればそう見えてもおかしくない。
「アルベルト様への疑い、マルティーナ様の呪い……その両方を解決する方法が、あなたを代わりにする事だった」
「前に、ひどい事言ってゴメン……」
クラウスの目が見れなくなって、僕は俯いてしまう。
何も考えていなかった、それどころか、間違えた方向に考えが向かっていた。
