「僕も行く!」 「王子……大丈夫?操られて、だいぶ体力消耗してるでしょ」 コクリと頷き、ヨロヨロとロルフから離れ、レスターの所へ行った。 「オレもついて行くよ」 「えっ、ロルフも?」 思いもしない申し出に、僕は戸惑いながらロルフを見る。ロルフは真剣な瞳でこっちを見つめていた。