「うわぁ、あんた急に出てくんなよ」 「本当かって聞いてるんだよ!」 噛みつくように、リヒトを問いただす。腹を立てながらも、リヒトは言い返さずに無言で頷いた。 「あー、もうっ!とにかく、女王が眠ってる部屋まで行くよ!行きたい人は捕まって!」 レスターのまわりには、魔方陣が浮かび上がっていた。リヒトとロルフは急いでレスターの腕に掴まる。 三人は光に包まれ消えていった。