「お前な~!……って、そんな事言ってる場合じゃねぇ!」 「だから、何が起きたのさ?」 「アルベルトとマルティーナ女王が危ないんだ!」 肩を掴みリヒトは、大声で叫んだ。レスターの顔が険しくなる。 「どういう……」 「おい、それは本当か!?」 レスターが聞くより早く、誰かが間に割って入ってきた。 「ロルフ君」 話に入ってきたのは、ロルフだった。