「あぁ~……ねぇ、どうしよう?」 その夜、僕は猫になったリヒトを抱き締め、レスターの部屋へ駆け込んでいた。 リヒトが猫になった事を、レスターに説明した。 「ニャー」 状況は状況だけど、猫になったリヒトが可愛い。僕は自然とリヒトの頭を撫でていた。 「あらら、他の人には相談したの?」 僕が抱いているリヒトを見て、レスターはいたずらに指でつっつく。リヒトは怒って、レスターの手をひっかこうと手をパタパタと動かす。 ほんと、可愛い。