「ミャー」 「は?」 猫だ。僕の目の前に、茶色い小さな猫がいる。 リヒトが猫に……ってコレってもしかして!? 僕はリヒトを抱き上げ、辺りをキョロキョロと見渡す。 誰もいない……でも、リヒトが猫になったって事は、レスターの呪いにかかったんだろう。誰かに今の話を聞かれたって事だよね? どうしよう……