「ほぉ……そうか。善処してやらん事もない」 グスタフはリヒトの前に立ち、不敵に笑みを浮かべた。グスタフが笑顔の時は絶対裏に何かある、間違いない。 「お前の誠意次第だがな」 「それってどういう……」 状況の飲み込めないリヒトは、疑念の込めた目でグスタフを見る。僕だって、グスタフの考えてる事がわからない。