幸せになろう!!

そんな状態が一ヶ月くらい続いた時、愛美とクラスの女子数人が私の家を訪ねてきた。

みんな口々に『ごめんね。』『もうしないよ。』って泣きながら謝ってくる。

それを見た母親が『一回行ってみれば?』って事で次の日は久し振りの登校。


でも、クラスの子の言葉や母親の後押しより、夜祐介からかかってきた電話での、

『明日もし来るんなら、絵の具忘れんなよ。』って一言の方が大きかったかもしれない。

何故明日行こうとしていると彼に分かったのかは知らないが、今まで一度もこんな事はなかったのでコイツはエスパーか!!って思ったのを覚えている。