だが

何かあると泣きながら自分の頭を壁の角で何度も殴る様になった。
勿論、一人の時に。

そして…中学生になった美緒。

不登校になってから体重が50㎏を超えてしまった。
「痩せてた時は可愛かったのに」
毎日のように母親に言われて
前より毎日憂鬱で隠れて泣く日々が続いた。

そして、小学生の頃したリストカットを再びはじめた。

だが、怖くて切る勇気も無く
カッターを握り締めたまま放心状態になっている美緒を姉が見つけ、当時姉が付き合っていた彼氏の車で心療内科へ連れていかれた。


暫く心療内科に通って居たが付き添いはいつも姉
母親は時間が合わず数えれるくらいしか一緒に行ってない。


そして
ある日の心療内科通院日

リストカットを止めれない美緒に医師が

「大学病院の精神科を紹介します。そこの方が設備も整っているので」

と、大学病院の精神科に紹介状を書かれ
移動になった。