俺はとっさに優愛の腕を掴む。 「優愛…っ」 止まったまま動かない優愛を引き寄せて、足の間に座らせた。 とりあえず謝って、誤解を解かねぇと…! 「ごめん、優愛。優愛が可愛いかったから…つい。だから別に、バカにしたわけじゃねぇから」 「ほ…んとに…?」 優愛は振り返り、潤んだ目で俺を見てくる。 あ〜!なんでこんな可愛いんだよ。 こんな時まで、誘惑すんなよ。 「…って、無自覚か」 「…え?」 「いや、気にすんな」