「あ、あのね…あのね…あのね……………………………………好きってなに?」



…え?



「……ぷっ…ハハハ……ハハハハ…っハハハ…」



や、ヤバい…面白すぎて、笑いがとまらねぇ。


そんなに焦って、真剣になって言うことでもねぇのに…。



優愛、可愛すぎんだろ。


「ひ、ひどい…っ…」

「え…」



優愛を見ると、涙が今にもこぼれ落ちそうだった。


「ご、ごめん…優愛!」


そういう意味で笑ったわけじゃねぇのに、誤解をとく言葉が見当たらない。




「もう…いいです…」

優愛は立ち上がって、玄関に向かおうとする。



「…っ…優愛!」