side*蓮翔



「あ〜、疲れた」


優愛と何して遊ぼっかな。


でもアイツ、俺の裸見ただけであんな状態だし…無理か?



いや、それもキツいよな。


今日もどんだけ女子に笑顔振りまいたか…。



俺、超っ優愛に飢えてるし。

あ〜、早く触りてえ…!




ガチャ


鍵穴に鍵を入れて、回す。

ドアノブを握って、ドアを開けようとしたら、何かの力によりドアが勢いよく開いた。



ドン


「おかえり!滝城くん」

「…え、と…た、だいま…?」



何?何だ、この状況?

何で俺、優愛に抱きつかれて…る?


つーか、そんな顔で見られるとヤバい。


上目づかいで、その笑顔は反則だろ。



俺の理性もたないっつーの…!


「優愛、とりあえず離れろ。俺、ヤバいから」

「え?何がヤバいの?」


「いや、何でもない」


こいつ絶対誘ってる自覚ねぇよな…。


はぁぁ。

何故か、優愛は離れようとしないから、俺は無理やり剥がした。


今日はやけに積極的だな。

何かあったのか…?