「……っぎゃぁぁああああ!!!」


―― ドンっ



あたしは思いっきり、男を突き飛ばして、ベッドの端まで逃げた。


男はどうやらそれで、ベッドから落ちたらしい。



「…い…ってぇ……」


男は痛そうに、頭をさすっていた。


なんだか悪いことをしたみたいで、あたしはとっさに謝った。



「…あ、えと……ご、ごめんなさい……」


でもどうしよう…?

この人、誰?へ、変態かな…?



明らかに不審者だよね!…てゆうか、不法侵入?!



「ゆーめちゃん?」

ビクッ


「は、はい。あ、あの……へ、変態さん…です…か?」



そう訪ねると、彼はぷハっとふき出した。


「桜田優愛、今日からここで一緒に暮らすことになった。」


「……………え?」