体がコーヒーの香りに包まれていく。 でもそれがすごい心地よい。 この店は他の店とはぜんぜん違う、Barの様だ。 「こんな繁華街に 洒落た店があったなんて知らなかった…」 気付くと、 古びたアンティーク調のドアの前に立っていた。 俺は本能で その扉を開けた。