ガララッ 「ほらぁー席つけぇー」 いつもと変わらぬ朝、 教室の窓からは光が差し心地よい。 生徒たちはチャイムと俺の声に気付き 席に戻って行った。 はずだった。 「…は?なんだよこれ...」 後ろのドアで立ちすくんでいる海斗。 海斗の声に俺は目を丸くした。