「ここはバーなのに、 なぜコーヒーの香りがするんですか?」 さらに微笑みを増して答えてくれた。 「それはまた... 次回にでもお話し致しましょう」 白い髭に重さを感じた。 青谷 悠はきっと、 このマスターから家庭的な愛情をもらってるのかもしれない。 俺はもう1度頭を下げて 店を出たのだった。