「どーしてここに…?」 青谷はとても細い声で、目を丸くしてる。 かなり動揺してるみたいだ。 つかっ それは俺のセリフだしっ! 「青谷こそ、今何時だと思ってる? 家の方が心配するぞ」 ちょっときつめに言わなきゃ こいつには伝わらないかもしれない。 そしたらいきなり目を赤く染めていた。 「…っ」 ──ガタッ いきなり立ったせいか、イスが倒れた。 しかし振り向きもせずに 店の奥へと消えてしまった。