父親は小さな頃からいつもお前は立派な役割を果たす為に生きている
それを誇りに想い堂々と生きろといって康一を育てた

康一が印象深く残ってる言葉は
『人は常に死と直面している今日死ぬかもしれないし明日死ぬかもしれない
死にゆくさまも見知らぬ人に刺されるかもしれないし不治の病にかかるかもしれない無念な最後をむかえるかもしれない
みな死にゆく日を選べないし死にゆくさまも選べない

健康に気遣ったりトラブルを避けて生きる事を常とし死から逃げる人達
康一おまえは死を歓迎し迎えいれる側
しかも人に感謝されてこの世を去る事なんか望んでも普通できない事だ

世界の偉人と呼ばれる人
エジソンやナポレオンも使命を持ち生まれてきたが康一お前も同じく使命を持って生まれてきた特別な人間だ』

と父親は熱く語った

僕にそれを伝え使命感をもたせる
守川家の次男として生まれた父親の使命なのであろう事は幼いながら康一は理解していた