恥辱に塗(マミ)れた快感が恵をほてらせ、耳まで赤くさせる。

粗相をしてしまったような罪悪感に、顔を背けようとする。

「可愛い顔をもっと見せてよ。」

実琴は、顎を押さえ、潤んだ瞳を見つめ、口付ける。

唾液を押し流すと、恵は蜜を味わうが如(ゴト)く喉をコクコクと鳴らす。

飲み干せなかった蜜が、口許を濡らし、物欲しげな表情を作る。

「…苦しそう…。」

恵は、前の部分がパンパンに張り詰めた実琴のジーパンに、目線を落とす。

ゆっくり起き上がり、ジーパンへと手を伸ばし、ベルトを外す。

-カチャ、カチャッ

-ジーッ

前を開くと、待ち構えていたかのように、実琴のソレが飛び出す。

形がわかる程に張り詰め、下着をうっすらと濡らしている。

「実琴だって…。」

サワサワと優しく摩(サス)ると、じれったい快感が実琴を駆り立てる。

「何?恵さんコレが欲しいの?」

いやらしく笑うと、下着から熱い塊を取り出す。

「おっ…きぃ…」

恵は驚くが、実琴のソレは一般的には並か小さい方である。

女性ホルモンを注射され、使う機会のなかった恵のソレは、ソコだけ成長が止まったかのようになっていて…。

つまり…、お子様サイズ…。

「なんか…オレの…ちっちゃ…い?」

「俺は可愛くていいと思うけど。」

実琴が、少し頭をもたげたソレを優しく手で包み込む。

「んぁっ…あぁ。」

優し過ぎる行為に物足りなさを感じ、焦れったそうに実琴を睨む。

「何?言わなきゃ分からないよ。」

意地悪く答える実琴に、少し嫌気がさしたが、中途半端な状態から脱したい恵は、か細い声で答える。

「……し、て。」

「えっ?聞こえないよ?」

「も…っと、し…て。」

「…よく出来ました。」