「……友梨」 「朋く、ん」 首筋に吸い付く彼に戸惑いを隠せなくて目が色んな方向を向いていたが、 ちくり、と痛みを感じれば、それもやめてわたしはきゅっと目を瞑った。 「……何、今の」 私の首筋から離れた彼に訊くと、 「キスマーク」 と、笑った。 「友梨は俺のものだ。誰にも渡さない」 「……当たり前じゃん」 こんな幸せな朝も、悪くないと思う。 03 end