それからだ…
あたしがあまりしゃべんなくなったのも…。

嫌われるくらいならしゃべんない方がいいって…友達なんていらないと思った…。

それに気づいたのは…
これと同じことが2回あったから…




昨日みたいに公園にあるベンチに座った。


−…同じ事ってあるんだ…。



友達って…そんなもんか。バカみたい。

この日から私は人を信じることがあまりできなくなった。


涙が出てきて泣いてしまった。

そして大声で叫んだっ。

『うぅっ…ひくっうわぁ〜ん…ばかぁーみんな大っ嫌いだあー』

すると昨日の男がいた…
−…あ…昨日の…。
はず…。

『おぅ…犬も嫌いか?』
あたしはいきなりで意味がわからなかったけど…少し考えて言った。

『…嫌いじゃない』

男はまたあの笑顔で、

『じゃあ嫌いとか言うなよ。なっ』


『はぁい…』

何故かそう答えたてしまった…。

あの笑顔には負けるなぁ…。

すると男が話し始めた。

『何があったかは知らんけど…俺で良かったら聞くよ?』


『え…』

少し悲しそうな顔して

『って見知らぬ人には言えないよな。』

なんだか悲しそうな顔だった…あたしは何故か言葉が出てきた…


『…ぉ名前は?』


『えっ!?』

めっちゃびっくりしていてその顔が面白くて思わず笑ってしまった。

『…ぷっ(笑)』

『あれ?今笑った?
てかその方がいいよ。』

『その方?ぉ名前…』

『あっ俺、梶谷 健太郎 中学2年!そっちは?』


『あたしは…山本…優です!年上何ですね(笑)』
あたしの名前を聞いたとき表情が少し変わった気がした…。

気のせいだょね?


『山本……小学生だよな?』


『6年生です…』


『そっか、…どうしたんだ?』


『……』