こんなことがよくある。なぜ私にこんなによくしてくれるのか私も疑問だ…
数学の授業が始まる
「昨日 出した課題 誰か黒板に書いて見てくれ。」
松山先生の図太い声が教室に響く。
「あー そうだな…。最近転校してきた矢崎!前に出て解いてくれ。」
スタスタと前に出て次々と方程式を解いていく
チョークが黒板をはしる音が止まることなくスラスラと進んでいく。
「あぁ、それは解かなくていいぞ。まだ 習ってないところだか… いや、やっぱりやってみてくれ」
先生が途中で言葉を止めたのが分かる。
もう 半分以上解いてしまっていたからだ。


