二人のキョリ

それから中々寝付けなくて

元気のない覇気のない

冷たい俺を心配した

希久乃のおばさんは

俺に希久乃のアパートを教えてくれた。

「秋ちゃんのそんな姿みたくないわ。色男が台無しよ。あっ希久乃にはあたしが言ったこと言わないで頂戴ね。偶然を装っていきなさい」

そう笑顔を向けてくれた

希久乃に似た笑顔がそこにあって希久乃に触りたくなった



……


急いで希久乃のアパートに向かって
外で待つ
家にはいなかったから


しばらくして
男と女の姿が近づいてきて


まさかと全てが止まる


見間違えるなんて有り得ない

希久乃の歩き方だし

服だって笑顔だって

俺が見間違えることはない

相手は…

だれだ?


なに仕事仲間?

そんな話聞いてない

でも希久乃最近そっけなかったし

もしかしたら付き合ってた?

彼氏いたのか?

初めてのキスもそれ以上もあいつ?

そう考えた瞬間俺は壊れた