二人のキョリ


それから2時間ぐらい寝てたのかな?


8時ごろ秋に起こされた。


「ねぇ希久乃?

希久乃ってば!!!

起きろ!!」


「ん?…な、に?」


「そろそろ起きてよ。俺暇なんだよ?起きて1時間たっちゃう」

「はい?ってうわっ」

か、かおが近い!!!!!

思わず後ろに体を引く


「そんな驚かなくても(笑)」


ってねぇ!!!

「うるさい笑うなっ」

「はいはい。ごめんね希久乃。怒らないで?」

ってあたしの顔をのぞきこむ

あたしは顔が赤くなっているだろうことに気づかないふりをして秋を睨んだ


「腕どけてよ。離して」

「ん?まだこのままでいさせて。俺昨日失恋したんだよ…」


そう柄にもなくかわいこぶる

「黙りなさいよ。彼女にそれを言う権利があってもあんたにはないんだから」

「あんたじゃない秋だよ希久乃」
秋はあんたと言われるのは
あまり好きじゃないらしく
あたしが言うといつもこれだ

「わかったごめん」

「ん。わかってくれたらいいよ」
と微笑む