二人のキョリ



三年生になって

中学から仲の良い

まさきとたまたま帰ってたら

「お前らこの頃仲良くねーよな?どうした」

と言われて

「んーそうだね。クラス違うし
あんまり喋んないかも。
でも朝あったら挨拶とかするよ?」

そう答える。
気を緩めたら泣きそうになる
心に鍵をかける
そうやってあたしは
思いを閉じ込めた。

「いやそんなもんじゃねーじゃん。
遊んだりしてねーの?」


「あいつ彼女いるからね。
いくらなんでも遊んだりしない」

「えっ?そうなの?初耳なんだけど」

と驚いた顔をしたまさき

「どんまいまさき。教えてもらえてないなんて」


笑いながらそう言うと
まさきは渋い顔して


「だからあいつと女がいるとこよく見んのか??でもあいつが諦めるわけ…」

そっか女の子とよく一緒にいるんだ

また泣きそうになって聞かないようにする

さっきから小声で何かを

ぶつぶつ呟いている

まさきに

そんな話はもうお終いにする為

あたしは別の話題を振って帰ってた。