〔杏璃〕

先生の話しなんかまったく
聞けないでいた。


まだあの涼って人のことが
頭の中でやきついてて……
この気持ちって…
『すき?』

初めて会った人なのに
すきってありえるのかな…

あたしは親友の美亜に相談してみることにした。

「美亜~?」

「ぁ~どぉしたの??」

あたしは美亜にすべてのことを話した。

「それって一目惚れぢゃん!!ありなんぢゃなぃ??普通によくいるパターンだょ!
杏璃頑張れ!杏璃はこれまでいっぱい頑張ったんだから大丈夫!!変わったしね♪」

『変わった。』
美亜は本当に大好きな友達。
励ましてくれたり抱きしめてくれたり。

そぉだょね。
あたしは変わったんだ!!

変わった。