「電話であなたが 事件に関わってるって 聞いて心配したわ」 そう言って穂波は 菜智を心配そうに見つめる 「あたしが悪さ してないかって? そらご苦労様」 そう言って菜智は 穂波に背を向けた 「違うわ!! あなたの母親として あなたの身を心配したの」 その言葉に菜智は 目を見開く プライドが高く 仕事中毒だったこの 女からこんな事を 言われるなんて… .