PRINCESS STEP



「……ただ……
普通に家族が欲しかった
笑い合いたかった
だけなんだ……」


そう言って菜智の
手首を掴んでいた
手の力を緩める


そのまま縋り付く
ように菜智に抱き着いた



「…お前自身が一番……
お前を攻めて
いたのだろう?」


誰にも愛されない
生まれた訳を
何度も自分に問い掛けて